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名称 雨森観音寺のケヤキ (あめのもりかんのんじのけやき) 名称の典拠 なし 樹種 ケヤキ 樹高 不明 目通り幹囲 5.4m(注1) 推定樹齢 不明 所在地の地名 滋賀県長浜市高月町雨森(注2) 〃 3次メッシュコード 5336−11−89 〃 緯度・経度 北緯35度29分23.7秒 東経136度14分40.7秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2022年10月14日 注2)2010年1月1日、長浜市に合併。旧行政区は伊香郡高月町 環境省巨樹データベースに載る幹囲6.6mのケヤキを探していて、このケヤキを見つけた。 実測幹囲は536cm。探していた個体ではなさそうだが、かと言って、データベースには該当しそうなデータは見当たらない。どうやら未登録のケヤキのようだ。 このケヤキが立つのは、雨森集落の北東端、己高山観音寺境内。寺域の周縁部にあって、すぐ横を生活道路が通る。 観音寺境内の一角に古い五輪塔が集められている。 その中に大きい五輪塔が3基あって、その一つが雨森氏の祖、雨森三左衛門良治(1156年没)の供養塔らしい。「雨森一門会」が設置した案内板があった。 他にも小さな五輪塔が多数あって、これについては「法正寺跡墓地由来碑」に説明が載っていた。 ごく大まかに記すと、かつてここに法正寺という寺があった。しかし火災で焼失して廃寺となってしまった。その後、寺の敷地は檀家で分割、墓地は残して旧暦7月6日に揃って墓参する事等が決められた。その証文が残っているので、これまでこれらの五輪塔は討死した浅井家の武士の墓と言い伝えられてきたが、大半は浅井家とは関係が無く、当地に住む人たちの先祖だ、という内容である。 最近は寺離れ、墓離れをする人が多くなってきたように思うが、先祖の墓を守る気持ちの強さを改めて感じさせられた。 なお、五輪塔群の近くにも大きなケヤキがあったのだが、竹林内(竹藪と表現した方が良いかも)にあって幹囲は測定せず。 |
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