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名称 雨笠の松 (あまがさのまつ) 名称の典拠 現地の案内板(注1) 樹種 クロマツ 樹高 5m(注2) 目通り幹囲 3.2m(注2) 推定樹齢 300年(注2) 所在地の地名 岡山県倉敷市玉島黒崎 〃 3次メッシュコード 5133−65−01 〃 緯度・経度 北緯34度30分23.1秒 東経133度38分49.0秒 倉敷市指定天然記念物(1971年4月16日指定) 撮影年月日 2022年3月28日 注2)岡山県緑化推進協会刊「新 岡山の巨樹老樹名木」による 日本最初の海水浴場とされる沙美(さみ)の浜から1.5kmほど東の海岸近くに天台宗矢崎山圓(円)福寺本性院(ほんじょういん)がある。 寺伝によると、承和年間(834〜848)に円仁(えんにん)が開き、当初は沙美の北の山中、上谷にあったが、永正年間(1504〜21)に同地区の奥に移転。その後、化谷を経て、宝暦2年(1752)に現在地に移ったと、本性院の公式ウェブサイトにある。 この松は安永年間(1773〜81)に本性院14世真寛(しんかん)上人が近くの山から移植したもので、17世実亮(じつりょう)上人の時に先端を止めて笠の形に整えられたと伝えられているようだ。「雨笠松」と命名したのは、嘉永元年(1848)に当地を訪れた備前国の儒者雲岳(うんがく)。その姿が雨傘を広げたようだとして名付けたらしい。(以上、2種類の案内板を総合) 確かに見事な枝振りである。枝張りは東西・南北とも16mに及ぶそうで、グーグル・アースの航空写真でもその姿がはっきり確認できる。 さらに素晴らしいのは、その樹冠を支える枝の力強さである。「少し大きめの写真」に数枚掲載したが、下手くそな写真で、私が感じた気持ちをどれだけ伝えることが出来たか不安なところ。 とにかく、想像していた以上に立派な松であった。 |
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