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名称 十二所神社のスギ (じゅうにしょじんじゃのすぎ) 名称の典拠 なし 樹種 スギ 樹高 45m(注1) 目通り幹囲 8.0m(注1) 推定樹齢 300年以上(注1) 所在地の地名 高知県安芸市尾川乙 〃 3次メッシュコード 5033−27−90 〃 緯度・経度 北緯33度35分06.1秒 東経133度52分53.8秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2012年3月24日 安芸市中心部から、安芸川に沿って県道29号(安芸物部線)を北上する。新しいバイパス道路なので走りやすい。 しかし、支流の尾川川(おがわがわ)の谷に入ると、29号は、所々すれ違いもままならない道幅となる。(四国の山間部では珍しくないことだ) 下尾川集落を抜けた後、少しの間、谷が狭くなって、人家も途切れるが、そこを過ぎると、右手が少し開け、対岸の山裾に大杉の姿が見えてくる。 近づいてみると、すばらしい大杉だった。 やや外側に斜上して立ち上がった幹は、すぐに大きく2つに分かれる。一方は天を目指し、他方はさらに2つに分かれて、前方にぬっと突き出ている。福井県の岩屋の大杉や、石川県の五十谷の大スギを思い出した。 これらと比べれば、まだおとなしい樹形だが、人工林の円錐形がスギだと思っておられる方にとっては、異様な姿に見えることと思う。でも、これもまたスギの一つの典型なのである。私がへそ曲がりなのかも知れないが、巨樹探訪では、このような姿のスギの方に、むしろ引きつけられることが多い。 こんなスギが天然記念物指定を受けていないのも、スギ王国高知県ならではのことだと思われる。 |
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