ページタイトル:赤羽根大師のエノキ 当サイトのシンボル

画像:赤羽根大師のエノキ

画像:赤羽根大師のエノキ

画像:赤羽根大師のエノキ(幹と並ぶ)
名称 赤羽根大師のエノキ (あかばねだいしのえのき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 エノキ
樹高 18m(注2)
目通り幹囲 8.7m(注2)
推定樹齢 800年(注3)
所在地の地名 徳島県美馬郡つるぎ町一宇字蔭(注4)
 〃 3次メッシュコード 5034−70−35
 〃 緯度・経度 北緯33度57分06秒
           東経134度04分10秒
国指定天然記念物(2004年9月30日指定)
撮影年月日 2010年7月31日

注1)設置者名・設置年月とも不詳
注2)環境省の2000年フォローアップ調査結果より
注3)つるぎ町役場地域創造課刊行の「つるぎ巨樹王国読本」による
注4)2005年3月1日、美馬郡内の2町1村が合併して「つるぎ町」誕生。旧行政区は美馬郡一宇村(いちうそん)





 一宇中学校の横から、地蔵寺を通り、標高およそ500mの尾根に達する道がある。大エノキは、この道の終点に立っている(駐車場あり)。国道438号から分岐する場所をはじめ、各所に案内表示があり、初めての訪問でも迷うことはなかった。
 訪問時現在、日本一の幹囲を有するエノキだが、実は1991年刊行の「日本の巨樹・巨木林」には掲載されていない。旧環境庁時代の調査からは漏れてしまったのだ。
 それが表舞台に出るきっかけは、当時の一宇村の村長さんが「日本の巨木二千本」と題されたテレビ番組を見たこと。これくらいの木ならばわが村にもあると、東京から「全国巨樹・巨木林の会」関係者を招いて調査を始めた(徳島新聞のWEBページより)。それが平成10年(1998)。
 実地調査に当たった専門家たちはびっくりしたことだろう。このエノキは、一躍、脚光を浴びることとなった。翌平成11年(1999)には徳島県から天然記念物指定を受け、平成16年(2004)には国の天然記念物となった。エノキの巨木としては、唯一の国指定である。(長野県の「東内のシダレエノキ」が国指定を受けているが、これは枝垂れていることが珍しいとして指定されたもの。それに、そもそも初代の指定木は既に枯死して現存しない)
 こんな名木が野に埋もれていたのだから面白い。
 上記「つるぎ巨樹王国読本」には、有名になってちょっと困った話も紹介されている。
 平成10年調査以前には、この木はムクノキだと思われていた(今もムクノキだと思っている人も多い)。そのため、大師堂の御詠歌は「ありがたや登れば大師 蔭の上 ムクの木の根におわします」というものだからである。
 全国に知れ渡っては、エノキにムクノキのような顔をしてもらうわけにはいかない。大師堂を覗いてみると、弘法大師像の横に掲げられた御詠歌では、「ムクの木」を「えの木」に修正してあった。
 
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