ページタイトル:赤羽根のイヌナシ 当サイトのシンボルマーク

画像:赤羽根のイヌナシ 名称 赤羽根のイヌナシ (あかばねのいぬなし)
名称の典拠 「新城・設楽の巨木・名木」(注1)
樹種 マメナシ(注2)
樹高 16m(注2)
目通り幹囲 2.7m(注2)
推定樹齢 270年以上(注2)
所在地の地名 愛知県新城市作手高松字平田(赤羽根)(注3)
 〃 3次メッシュコード 5237−33−35
 〃 緯度・経度 北緯34度57分05.5秒
           東経137度26分41.0秒
新城市指定天然記念物(1983年8月1日指定)
撮影年月日 2021年3月30日

注1)愛知県東三河総局新城設楽振興事務所の公式ウェブサイトの一つ。天然記念物指定名称は単に「イヌナシ」
注2)上記「新城・設楽の巨木・名木」による
注3)2005年10月1日、新城市に合併。旧行政区は南設楽郡作手村





 イヌナシはマメナシの異称。ナシ属(Pyrus)の一員で、ヤマナシとは、その名の如く果実が小さいこと(径約1cm)、花柱の数がヤマナシ5個に対してこちらは2〜3個と少ないことで区別できるらしい。いずれにしろ、花も実も無い季節では、私にとって種名の同定は案内板に頼るしかない。
 マメナシは個体数も少ないらしく、平凡社「日本の野生植物 木本T」によれば、長野・愛知・三重3県に自生が確認されているだけらしい。(「東阿倉川イヌナシ自生地」と「多度のイヌナシ自生地」(いずれも三重県)は国指定天然記念物)
 当然、環境省巨樹データベースに載る数も少なく、赤羽根の地に立つこのマメナシ(イヌナシ)1本が登録されているのみ。(環境省データの幹囲3.6mは根回りと混同しており、上記2.7mが実感に近い)
 巨樹一般の目で見れば、まだ巨樹の域にも達していない太さなのだが、この個体は日本のマメナシの最長老にして最大木である可能性が大きいように思われる。
 大杉が立つ天神社のすぐ西、臨済宗永源寺派日在寺境内に立っている。
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