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名称 八幡神社欅 (はちまんじんじゃけやき)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 ケヤキ
樹高 31m(注2)
目通り幹囲 6.0m(注3)
推定樹齢 400年(注2)
所在地の地名 秋田県由利本荘市矢島町元町字相庭舘(あいばだて)(注4)
〃 3次メッシュコード 5840−61−62
〃 緯度・経度 北緯39度13分23.3秒
東経140度08分58.0秒
由利本荘市指定天然記念物(1975年9月11日指定)
撮影年月日 2024年5月15日
注1)合併前の矢島町教育委員会が設置(設置年月不詳)。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)由利本荘市公式ウェブサイトの「知っておきたい由利本荘市の樹木」(PDF版)による
注3)地表面から1.3mの高さで実測
注4)2005年3月22日、1市7町が合併して由利本荘市誕生。旧行政区は由利郡矢島町(やしままち)
左図の大ケヤキが立つ八幡神社は、由利高原鉄道鳥海山ろく線の終点矢島駅の南東約1.2km。国指定重要文化財の土田家住宅から100mほどの距離なので、土田家住宅を目指して進めば、大ケヤキの姿も自然に視界に入ってくる。
土田家のご先祖は、『木曽義仲の四天王の一人、根井小弥太行親(ねのいこやたゆきちか)の末えいと伝えられ、豊臣秀吉から朱印状が与えられ、この地域の独立した小領主として処遇されて』いたとのこと。(由利本荘市公式サイト中、「土田家住宅」の説明ページによる)
ならば、八幡神社も関係が深いと思われるが、そちらの方は『木曽義仲の家臣、根井小弥太正重の孫藤八郎が武士を捨て帰農した際に建立したのがこの八幡神社とされ』(「知っておきたい由利本荘市の樹木」による)と、人物名や内容が若干異なる。
伝承に多少の差異があるにしろ、八幡神社の建立と土田家が無関係ということはないだろうと思われる。
八幡神社の境内に、「古峰神社」「青麻神社」「雀宮神社」の3基の石碑があった。いずれにも明治以降の年号が記されている。近隣の神社を合祀した際に建立されたのだろう。
さて、ケヤキである。
環境省データでは幹囲480cmとあるが、今はずっと大きい。
かつて何かの理由で、大枝がみな伐られたことがあるようだ。その後芽生えた小枝が今は径10〜20cmほどに生長し、それらが協力して大きな樹冠を形成している。
神社の隣は、須郷田(すごうだ)部落会館。集会の無いときは、ケヤキ見学の間、駐車場を使わせていただけそうである。 |
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