ページタイトル:瑞龍町のイチョウ 当サイトのシンボル

画像:瑞龍町のイチョウ(幹と並ぶ) 名称 瑞龍町のイチョウ (ずいりゅうちょうのいちょう)
名称の典拠 なし
樹種 イチョウ
樹高 30m(注1)
目通り幹囲 6.3m(注1)
推定樹齢 200〜299年(注2)
所在地の地名 茨城県常陸太田市瑞龍町
 〃 3次メッシュコード 5440−64−72
 〃 緯度・経度 北緯36度33分50.0秒
           東経140度31分58.3秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2013年9月21日

注1)環境省巨樹データベース(2006年調査)による
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(T)」による





 2012年3月に廃校となった旧瑞龍小学校の北150mほどのところに立つイチョウ。個人の所有物である。
 撮影の許可をいただくために、所有者のお宅を訪ねたところ、年配のご婦人が案内して下さった。年齢を伺うと、私の母とほぼ同年代のようだ。
 この年代の方々は、戦後、物資のない時代に子育てをしてこられたわけで、働き者が多いように思う。この方も例に漏れず、たくさん落ちるギンナンを、そのままにしておくことはできなかったようだ。昨年まで、ギンナンを収穫してこられたという。
 でも、だんだんしんどくなってきた。今年はもう止めるとおっしゃる。もう80歳を過ぎるお年である。「そうですね。ご無理はなさらぬ方がいいですよ」と応えてはみたものの、なんとなく淋しくなる気持ちはわかるつもりだ。
 イチョウの方は、家人の愛情を受けて元気いっぱい。地上4mほどの高さで、思い切り腕を広げている。惚れ惚れするほどの樹勢だ。
 気根もちらほら。そろそろ古木の貫禄も身についてきたように思われる。
 
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