|
|
|
名称 瑞林寺のバクチノキ (ずいりんじのばくちのき)
名称の典拠 なし
樹種 バクチノキ
樹高 20m(注1)
目通り幹囲 5.5m(注1)
推定樹齢 200〜299年(注1)
所在地の地名 愛媛県宇和島市津島町北灘(注2)
〃 3次メッシュコード 4932−53−78
〃 緯度・経度 北緯33度08分44.3秒
東経132度28分31.1秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2013年5月13日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注2)2005年8月1日、宇和島市に編入合併。旧行政区は北宇和郡津島町
バクチノキのバクチは、博打(ばくち)すなわち賭博(とばく)のこと。
庶民がラスベガスなどで巨万の富を得る確率はきわめて低い。バクチは負けるものだ、というのが健全な感覚だろう。
それが、この樹名にもあらわれた。樹皮が剥落して赤みを帯びた肌が現れる。ほかの樹種では見ない色である。それを、バクチに負けて身ぐるみ剥がれ、赤裸(丸裸)になった姿と重ね見た命名という。
しかし、バクチノキの方は、それで一生を棒に振ることなく、裸になってもまた再生し、何度でも樹皮が剥がれる。この、再生する方に注目し、自分の懐から離れていったお金がまた戻るようにということで、バクチノキの樹皮をお守り代わりに財布に入れておく、という話をどこかで聞いた気もする。
国永漁港から、西の山裾に沿って北に500mほど進んだところに墓地があり、その一角にバクチノキが立っている。
2本の株立ちで、大きい方は幹囲3.7m。これ1本だけでも、全国第3位の大きさだ(2013年5月現在、環境省巨樹データベースによる)。
樹勢も良く、天然記念物であってもおかしくないところだが。 |
|