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名称 瑞応寺のイチョウ (ずいおうじのいちょう)
名称の典拠 天然記念物指定名称(注1)
樹種 イチョウ
樹高 25m(注2)
目通り幹囲 8.5m(注2)
推定樹齢 800年(注3)
所在地の地名 愛媛県新居浜市山根町
〃 3次メッシュコード 5033−62−94
〃 緯度・経度 北緯33度55分09.4秒
東経133度18分07.7秒
愛媛県指定天然記念物(1956年11月3日指定)
撮影年月日 2013年5月21日
注1)1979年1月24日に新居浜市教育委員会が設置した案内板(2001年6月に新居浜ライオンズクラブが再設置)では「大銀杏樹(おおいちょうじゅ)」、環境省巨樹データベースでは「乳出の霊木」の名前で紹介されている
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注3)樹下の案内板による
西条市との境界にあたる黒森山(1678m)から、辻ヶ峰(958m)を経て、北北東に延びる尾根がある。その東には、尾根に沿って足谷川が流れ、松山自動車道は、尾根の先端部を山根トンネルでくぐる。大イチョウの瑞応寺は、トンネルの北。市街地からいくらも離れていないのだが、寺を取り巻く風景は緑が濃い。
曹洞宗仏国山瑞応寺は、文安5年(1448)の開創。開基は生子山城主松木景村。開山は月担。安政3年(1856)に専門僧堂を開設し、現在も修行の寺である。(新居浜市公式ウェブサイトを参考)
塵一つない境内を進むと、自然に心は静かになり、自分から何かを発するというより、全てを従順に受け入れる準備が整ってくる。
途中、修行僧に出会ったので、イチョウ撮影の許可を願ったところ、にこやかな笑顔とともに快諾の言葉が返ってきた。
株立ちのイチョウである。古い中央幹の周囲に生じたひこばえが大きくなり、全体として一体になったということだろう。
樹勢も良さそうで、まだまだ大きくなるように思われる。 |
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