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画像:瑞光庵址の公孫樹

画像:瑞光庵址の公孫樹(幹と並ぶ)
名称 瑞光庵址の公孫樹
    (ずいこうあんしのいちょう)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イチョウ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 6m(注2)
推定樹齢 500年(注2)
所在地の地名 長野県下伊那郡阿南町新野(寺山)
 
〃 3次メッシュコード 5237−76−10
 
〃 緯度・経度 北緯35度16分09.0秒
           東経137度45分14.9秒
阿南町指定天然記念物(1977年7月21日指定)
撮影年月日 2004年7月24日

注1)1969年に阿南町公民館が設置。ただし、この案内板は、史跡としての瑞光庵の説明が主。イチョウの固有名を意識して名を掲げたのではないかも知れない。しかし、天然記念物指定名称は単に「公孫樹」(または「大公孫樹」)で、ちょっと味気ないので、こちらを採用した。あるいは「時間の輪」のように、地名をとって「新野のイチョウ」とするのがよいかもしれない
注2)八十二文化財団のホームページ「長野県の文化財」(長野県教育委員会監修)による





 国道151号が走る谷の縁、耕地と山林の境界部に立っている。
 いま、曹洞宗瑞光院は500mほど南の地にあるが、ここは瑞光院の旧地である。
 案内板によると、室町時代末期、伊勢平氏の流れをくむ関氏が新野に土着して領主となった。その関盛春が没すると、2代盛国が父の菩提を弔うため、瑞光庵を建てた。この瑞光庵が瑞光院の前身である。
 イチョウは、瑞光庵創立時に植えられたと伝えられている。雌株だが、多数の気根をつけている。幹や枝にシダ等が着生し、イチョウにしては幹肌が黒っぽい。
 樹勢は良さそうに見えるが、葉が小さく、実も疎らなのがちょっと気になるところだ。
 
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