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名称 蔵澤寺のシダレザクラ (ぞうたくじのしだれざくら) 名称の典拠 なし 樹種 エドヒガン 樹高 不明(10m未満) 目通り幹囲 3m(注1) 推定樹齢 不明 所在地の地名 長野県駒ヶ根市中沢 〃 3次メッシュコード 5337−47−59 〃 緯度・経度 北緯35度43分00.5秒 東経137度59分41.1秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2014年4月11日 下間川(したまがわ)右岸の高台に、曹洞宗広善山蔵澤寺がある。境内には桜が多く、この近くにおける桜の名所とされている。 駒ヶ根市の公式ウェブサイトによれば、応永年間(1394〜1428)の開創で、開基は高見城主倉沢但馬守重清。延徳元年(1489)、それまでの香華院の名を蔵澤寺と改めたという。倉沢氏の倉が蔵になっているが、クラサワの名を残したものと推測する。 のち武田氏によって倉沢氏はこの地を去り、寺運も衰えるが、慶長4年(1599)、来円宗擦大和尚が中興して今日に至っているとのこと。 寛政9年(1797)建立の三門(楼門)が、2011年12月27日、駒ヶ根市文化財に指定された。 この門は少し変わっていて、門の正面は外側でなく、本堂側に向いている。(本堂側の屋根に軒唐破風がついていることから、そちらが正面だとわかる) その理由についても駒ヶ根市公式ウェブサイトに記載されているのだが、長くなるので、ここでは省かせていただく。 さて、シダレザクラである。 境内で最長老と思しきシダレザクラは、上記の三門のすぐ横。 歴戦の強者(つわもの)が老境に入り、風雅な表情も垣間見えるようになった。そんな感じのする桜である。 主たる大枝を2本残すのみの姿だが、それに花をたっぷりつけている。 樹勢は悪くないようだ。 |
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