ページタイトル:善徳寺のビャクシン ロゴ:人里の巨木たち

画像:善徳寺のビャクシン

画像:善徳寺のビャクシン(全景)
名称 善徳寺のビャクシン (ぜんとくじのびゃくしん)
名称の典拠 「樹の国・日本
樹種 ビャクシン
樹高 10m(注1)
目通り幹囲 6.1m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 和歌山県田辺市芳養松原1丁目
 〃 3次メッシュコード 5035−42−98
 〃 緯度・経度 北緯33度44分52.1秒
           東経135度21分11.8秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2014年3月21日

注1)「樹の国・日本」による





 JR紀勢本線芳養(はや)駅の西約200m。古い市街地の一角に、西山浄土宗海宝山善徳寺がある。
 当地には「ぼけよけ二十四地蔵尊」なる霊場があるらしく、その第6番札所とされている。
 かつては、子育て地蔵、延命地蔵をよくみかけたものだ。少子高齢化の時代になって、「ころり地蔵」さんが出現して驚いたが、いまや高齢者が一番恐れるのは認知症だということか。お地蔵さんも世相を映しているように思われる。
 閑話休題。
 善徳寺境内のビャクシンがすばらしい。
 実は、このビャクシンについては、環境省データベースにもなく、存在を全く知らなかった。従って、当初の予定にはなかった。出発前に「樹の国・日本」で知り、急遽探訪計画に加えたのだった。(「樹の国・日本」の情報収集力には、いつもながら驚かされる)
 立ち上がってすぐに3幹に分かれている(合体木の可能性もある)。そのため、背は高くない。その代わり、横に長く枝を伸ばしている。
 いかにもビャクシンらしく、丸太のようにまっすぐ伸びた幹や枝は皆無。この混沌とした姿がビャクシンの魅力の一つだ。広がりのある樹形も悪くない。
 樹勢も良好。今もぐんぐん大きくなっているように思われる。
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