ページタイトル:小林家のアカガシ ロゴ:人里の巨木たち

画像:小林家のアカガシ 名称 小林家のアカガシ (こばやしけのあかがし)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 アカガシ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 5.4m(注3)
推定樹齢 400年(注4)
所在地の地名 福島県南相馬市鹿島区小池字善徳(注5)
 〃 3次メッシュコード 5640−47−35
 〃 緯度・経度 北緯37度41分50.1秒
           東経140度56分22.8秒
南相馬市指定天然記念物(2001年6月4日指定)
撮影年月日 2016年5月12日

注1)旧鹿島町教育委員会が設置(設置年月不詳)。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)地表面から1.3m上方の幹囲を実測
注4)南相馬市の公式ウェブサイトの一つ「かしまの文化財」による
注5)2006年1月1日、1市2町が合併して南相馬市誕生。旧行政区は相馬郡鹿島町





 JR常磐線「鹿島」駅の西方2.8kmほどのところに善徳(ぜんとく)という集落があり、そのなかの一軒のお屋敷内に、アカガシ巨木が立っている。
 若奥様から撮影及び幹囲測定の許可(快諾して下さった)を得て、メジャーを当ててみると、5mを優に超す太さであった。
 アカガシは暖かい地方に育つ樹木だ。福島県北部にこんな巨木があるとは驚きである。
 南相馬市は、福島県で言う浜通り。太平洋に近い地域だ。
 このアカガシを例にとってもそうだが、太平洋側と日本海側では、暖地性植物の北限の緯度がかなり違っているように思われる。冬に北西から吹く季節風の風上、風下の違いもさることながら、日本海流(黒潮)と対馬海流の力強さの違いが最大の要因なのではないだろうか。羨ましいことである。
 それにしても、小林さんのアカガシは大きい。
 きっと、これまで大切にされてきたのだろうと思われる。
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