ページタイトル:蔵王神社のイチイガシ 当サイトのシンボル

画像:蔵王神社のイチイガシ(幹と並ぶ) 名称 蔵王神社のイチイガシ
    (ざおうじんじゃのいちいがし)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 イチイガシ
樹高 20m(注1)
目通り幹囲 5.0m(注1)
推定樹齢 伝承700年(注1)
所在地の地名 愛媛県北宇和郡松野町吉野
 〃 3次メッシュコード 4932−65−68
 〃 緯度・経度 北緯33度13分37.8秒
           東経132度43分33.6秒
愛媛県指定天然記念物(1949年9月17日指定)
撮影年月日 2013年5月12日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による





 広見川左岸、JR予土線吉野生(よしのぶ)駅の北西400mほどのところに蔵王神社がある。
 蔵王(ざおう)といえば、吉野山の金峯山寺(きんぷせんじ)本尊の蔵王権現がまず思い浮かぶ。当地の地名が吉野であるのも、蔵王神社と関係があるに違いない。
 さて、境内に足を踏み入れると、向かって右側、拝殿の並びに、2本のイチイガシが立っている。1949年、この2本が愛媛県から天然記念物指定を受けた。
 拝殿から遠い方が大きく、他方はひと回りくらい小さい。
 愛媛県教育委員会の公式WEBサイトによれば、このイチイガシ・ペアは、地元の人たちに「夫婦松」と呼ばれていたという。針葉樹でもないのになぜ松なのか不思議だが、「新年には両樹をしめ飾りで結ぶ」とあるから、冬にも緑の葉をつけることで、縁起物とされたのだろうか。(乳もらいの信仰もあったという)
 近年、小ぶりな方が弱ってきて、2010年に倒壊防止措置がとられたようだ。現在はワイヤと支柱で支えられている状況。
 大きい方(写真の個体)は、幹に大きく穴が開いているけれども、まだ元気そうだ。こちらは、何の支えもなく立っている。
 
ボタン:愛媛県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る