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名称 湯島の大スギ (ゆしまのおおすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 45m(注2)
目通り幹囲 11.1m(注2)
推定樹齢 伝承1200年(注3)
所在地の地名 山梨県南巨摩郡早川町湯島字上の山
〃 3次メッシュコード 5338−22−25
〃 緯度・経度 北緯35度31分29秒
東経138度18分50秒
山梨県指定天然記念物(1958年6月19日指定)
撮影年月日 2004年4月24日
注1)設置者及び設置年月不詳
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)現地の案内板による
1991年に旧環境庁が刊行した「日本の巨樹・巨木林」によれば、山梨県内のスギのうち、最大の個体がこの木である。
富士川との合流点から、早川谷に沿って20km強、西山発電所近くの山王神社に湯島の大杉が立っている。
半身を境内平面に残し、あとの半身を崖下に伸ばしている。真偽は不明だが、私の目には、境内平面に植えられた杉が下方に根を伸ばしたというより、もともと斜面に立っていたスギを利用して境内平面を築いたように見える。つまり、幹の一部は土に埋まっているのではないかと思われ、本来の目通りはもっと太いのではなかろうか。
案内板によれば、天平勝宝年間(749〜57)に、里人が紀州熊野から持ち帰った杉苗を植えたのが、この巨木になったとする伝承があるようだ。また、もとは2本あって、それぞれ男スギ、女スギと呼ばれていたが、数年前、ここに野宿した者の失火で、女スギの方は焼失したともあった。
こんなスギが2本もあったら、さぞすばらしい景観だったろう。焼失したという女スギのことについて、写真などがないかと調べてみたが、結局わからなかった。
「数年前」とは、いったい、いつのことなのだろうか? |
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