ページタイトル:油良正八幡宮のヤマモモ 当サイトのシンボル

画像:油良正八幡宮のヤマモモ 名称 油良正八幡宮のヤマモモ
    (ゆらしょうはちまんぐうのやまもも)
名称の典拠 なし
樹種 ヤマモモ
樹高 不明
目通り幹囲 4.5m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 山口県大島郡周防大島町油良(注2)
 〃 3次メッシュコード 5032−62−75
 〃 緯度・経度 北緯33度54分07秒
           東経132度19分03秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2017年3月29日

注1)まったくの目分量。3幹に分かれる前の高さ(地上約0.5m)では、これくらいの幹囲ではないだろうか
注2)2004年10月1日、大島郡内4町が合併して周防大島町が誕生。旧行政区は大島郡橘町





 防予諸島の一つに、屋代島(やしろじま)がある。
 面積およそ128平方km。防予諸島では最も大きな島で、瀬戸内海全体でも、淡路島、小豆島に次いで第3位の面積を持つ。周防大島あるいは単に大島と呼ばれることもある。
 かつては離島だったが、昭和51年(1976)に本州との間に大島大橋が架かってからは、車で渡ることも可。
 屋代島の中央部は大きく縊れて幅が狭くなっている。油良の集落は、その縊れ部分の本州側海岸を取り巻くようにできた。
 正八幡宮は、集落の南。近くを国道437号が通る。
 本殿の背後、向かって左側の斜面上部にヤマモモが立っていた。
 地上50cmほどで3幹に分かれ、そのうち最も細い1本はもう完全に枯れている。特に手入れされるわけでなく、野生児の姿。
 たまたま境内では、氏子の方が3人、伐採したモウソウチクを処分しておられた。
 そのお一人、定年を機に総代を引き受けたとおっしゃる方のお話では、モウソウチクがはびこってしまって、あのシイもこの木も枯れたと、残骸を指さして残念そう。これ以上被害が及ばぬよう、先日、手分けしてモウソウチクを伐ったのだそうである。その後処理(あとしょり)をしておられたとのこと。
 ヤマモモのすぐ傍にもモウソウチクの切株がある。「おかげさまで、ヤマモモの写真をしっかり撮ることが出来ました」と御礼を言ったら、笑っておられた。
 モウソウチクに奪われた日光を取り戻して、ヤマモモが元気になってくれることを期待したい。
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