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名称 下大神宮のヒイラギ
(しもだいじんぐうのひいらぎ)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 ヒイラギ
樹高 11m(注2)
目通り幹囲 3.7m(注2)
推定樹齢 100〜199年(注2)
所在地の地名 福島県南相馬市鹿島区南柚木字水神下(注3)
〃 3次メッシュコード 5640−47−77
〃 緯度・経度 北緯37度43分52.3秒
東経140度58分06.7秒
南相馬市指定天然記念物(1995年7月13日指定)
撮影年月日 2016年5月12日
注1)旧鹿島町教育委員会が設置(設置年月不詳)。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)2006年1月1日、1市2町が合併して南相馬市誕生。旧行政区は相馬郡鹿島町
南相馬市鹿島区南柚木に伊勢大御神(いせおおみかみ)という神社がある。社殿は2ヶ所に分かれ、字宮前に上大神宮、そこから東に700mほど離れた字水神下のは下大神宮と呼ばれる。
天然記念物のヒイラギがあるのは下大神宮の方。
ヒイラギは鳥居のすぐ横。向かって右手。位置から考えて、何らかの意図に基づいて植えられたのだと思われるが、由来等はわかっていないらしい。
ヒイラギとしては、樹高もそこそこあり、なかなかの巨木である。
ところで、境内に「戦没兵士」の慰霊碑があった。碑文は漢字とカタカナで書かれていたが、建立は昭和58年(1983)。戦後38年を経てから建てられた慰霊碑である。「経済先進国」となった今を喜ぶのもいいが、戦争で失われた若い生命を忘れるな、ということなのだろう。
全部で17名の名前があった。
亡くなった場所は、満州(中国)、ビルマ(ミャンマー)、シャム(タイ)などさまざま。内地で(空襲を受けて?)亡くなった人もいる。
訪問時は戦後71年。「もう『戦後』は終わった」と言われるようにもなったが、「過ちを二度と繰り返すまい」という気持ちだけは、忘れずに持ち続けたいと思う。 |
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