ページタイトル:行過天満宮のスダジイ 当サイトのシンボル

画像:行過天満宮のスダジイ(幹と並ぶ)

画像:行過天満宮のスダジイ
名称 行過天満宮のスダジイ
    (ゆきすぎてんまんぐうのすだじい)
名称の典拠 なし
樹種 スダジイ(注1)
樹高 15m(注2)
目通り幹囲 6.5m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 滋賀県高島市今津町弘川(注3)
 〃 3次メッシュコード 5336−00−82
 〃 緯度・経度 北緯35度24分23.8秒
           東経136度01分35.4秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2012年5月20日

注1)環境省巨樹データベースではツブラジイとされている
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による
注3)2005年1月1日、高島郡内の5町1村が合併して高島市誕生。旧行政区は高島郡今津町





 滋賀県には、文化財保護条例によって指定された天然記念物の他に、自然環境保全条例によって指定された自然記念物がある。このシイの木も、平成3年(1991)3月1日に、自然記念物に指定された。
 そのときの指定名称は「阿志都弥神社行過天満宮(あしづみじんじゃゆきすぎてんまんぐう)のスダジイ」。少々長すぎるので、私のサイトでは前半を省略して、標記のように呼ばせてもらうことにした。
 旧今津町役場の西に陸上自衛隊の駐屯地があり、駐屯地の西に沿って走る狭い舗装道路の脇に、このシイの木が立っている。
 そばに立つ鳥居の額は「阿志都彌神社/行過天満宮」。参道脇の社号標も同じ(「彌」は「弥」となっている)。ここでは名前を並記するのが一般的なのだ。
 神社のホームページによれば、阿志都弥神社は、葦津姫命(あしつひめみこと=木花開耶姫命)を祭神として阿志都弥(あしつひめ)大明神と称したことに始まる古社で、延喜式内社。
 一方、行過天満宮は長徳4年(998)の創立。加賀国(石川県)国守に任ぜられた菅原道真が任地に赴く途次、「阿志都弥大明神」に参詣して行き過ぎたことから、道真の曾孫にあたる菅原輔正朝臣が勧請したという。それにしても、変わった名前をつけたものだ。
 さて、神木のシイの木だが、かなり道路側に傾いて立っている。
 伝承樹齢は1000年。立派な巨木ではあるけれども、ちょっとサバの読み過ぎのように思われる。
 
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