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名称 永泉寺のイチョウ (ようせんじのいちょう)
名称の典拠 なし
樹種 イチョウ
樹高 15m(注1)
目通り幹囲 7.3m(注1)
推定樹齢 200〜299年(注1)
所在地の地名 山形県飽海郡遊佐町直世(すぐせ)字中遺(落伏)
〃 3次メッシュコード 5839−47−72
〃 緯度・経度 北緯39度04分10.0秒
東経139度54分25.8秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2005年8月25日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
JR吹浦駅の東3km、鳥海山(2236m)の西麓に剱龍山永泉寺がある。曹洞宗に属し、かつては能登総持寺直末で中本山の名刹である。
谷と呼ぶほどではないが、少し山側に奥まった閑静な地にある。寺の前を流れる滝渕川の水は、川幅の割に水量が多く、緑の藻が水面上に白い花を咲かせてユラユラと揺れていた。オオカナダモだろうか。水底の白い砂粒がひとつずつ数えられるような、透き通った水である。
道路から山門までは、石段になっている。時が敷石の角を磨き、なかなか風情のある参道だ。梵字坂と名付けられているらしい。
大イチョウは梵字坂の入口、山門に向かって右手。大きな石灯籠と並んでいる。
途中から主幹を失い、あまり樹勢はよくなさそうだ。表皮もかなり剥がれ落ちている。
ゆっくりゆっくり、己れを顧みて後悔せず、生を全うしようとしているように見えた。 |
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