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名称 養福寺の大イチョウ
(ようふくじのおおいちょう)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 イチョウ
樹高 29m(注1)
目通り幹囲 5.4m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 大分県佐伯市米水津浦代浦(よのうづうらしろうら)(地下東(じげひがし))(注2)
〃 3次メッシュコード 4931−37−08
〃 緯度・経度 北緯32度55分30.9秒
東経131度58分34.9秒
佐伯市指定天然記念物(1975年5月1日指定)
撮影年月日 2017年4月5日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注2)2005年3月3日、佐伯市に合併。旧行政区は南海部郡米水津村
米水津湾(よのうづわん)の最奥部に浦代港(うらしろこう)がある。この辺りはリアス式海岸が続き、浦代港も古くからの良港の一つだったようだ。
集落北部の山裾に、浄土宗養福寺がある。
家々よりかなり高い場所にあるように思うのだが、宝永4年(1707)の大地震では、石段の最上段近くまで潮が押し寄せたらしい。
本堂から墓地に向かう途中、お庫裏の北側に、左図の大イチョウが立つ。雌株のイチョウである。
大枝を多く残し、のびのびと育ったイチョウの樹形だ。近くで見るとわからないのだが、遠望すると枝がやや山側に靡(なび)いているように見える。海風を受けるせいだろうか。
宝永の津波の際は、海水が根元まで達したのかどうか。微妙な高さである。
上記推定樹齢が正しければ、イチョウも被害を受けた可能性がある。実際はどうだったのだろう。
いずれにしろ、今は樹勢が良さそうで、まだまだ大きくなりそうである。 |
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