ページタイトル:四ツ屋稲荷神社のヤナギ 当サイトのシンボルマーク

画像:四ツ屋稲荷神社のヤナギ(幹と並ぶ) 名称 四ツ屋稲荷神社のヤナギ
    (よつやいなりじんじゃのやなぎ)
名称の典拠 なし
樹種 オノエヤナギ(注1)
樹高 15m(注1)
目通り幹囲 4.5m(注1)
推定樹齢 100〜199年(注1)
所在地の地名 長野県長野市川中島町四ツ屋
 〃 3次メッシュコード 5438−71−42
 〃 緯度・経度 北緯36度37分12.8秒
           東経138度09分09.9秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2024年5月3日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による





 千曲川の大きな支流である犀川(さいがわ)右岸、2段になった河川敷の上段の一角に小さな稲荷神社が鎮座する。河川敷は広いが、神社横の舗装された狭い農道に沿って北陸新幹線の高架橋が伸びているので、それを目当てにすれば、この稲荷神社を探すのは容易だ。
 河川敷上段の殆どの部分は畑となっている。古い物置等も多数見られることから、河川敷と言ってもここまで水が上がることは殆どないのだろう。
 小さな社殿に寄り添うように、大きなヤナギ古木が立っている。
 環境省データベースは樹種をオノエヤナギとしていて、確かに全体の様子からはそのように思われる。
 ただ、ちょっと疑問もある。平凡社「日本の野生植物 木本T」には、葉について、『全縁あるいは不明の低い波状鋸歯があり』とあるのだが、このヤナギの葉の縁には波状鋸歯でなく、低いが尖った鋸歯がある。そこが気になるのだ。
 これは個体変異の範囲なのか、あるいは一種のハイブリッドなのか、植物学を学んだことの無い私には、そのあたりのことが全くわからない。
 しかし、樹種が確認出来なかったからといって、出会いの感動が無かったわけではない。それはそれ、これはこれと割り切ることにした。
 ヤナギでこれだけのものには滅多に出会えるものではない。十分に満足だった。
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