ページタイトル:代継ぎの桂 当サイトのシンボルマーク

画像:代継ぎの桂 名称 代継ぎの桂 (よつぎのかつら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 カツラ
樹高 27m(注2)
目通り幹囲 9.1m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 北海道歌志内市中村
 〃 3次メッシュコード 6542−20−20
 〃 緯度・経度 北緯43度31分11.0秒
           東経141度59分53.7秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2019年6月6日

注1)北海道の「記念保護樹木」に選ばれたことを示す案内板。北海道が設置(設置年月不詳)
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による





 北海道各地に神威岳という名の山がある。このカツラが立つのは砂川市と歌志内市の市境に聳える神威岳。
 この神威岳の標高は467m。神威岳は「かむいだけ」と読むのが普通だが、この山は「かもいだけ」。
 山頂を中心として、東西両斜面にスキー場が広がり、その西ゲレンデ途中にカツラが立っている。(このスキー場のシンボル的な大カツラである)
 案内板によると、この地区に入植が始まったのは明治後期から大正前半の頃らしい。その当時から「神威岳の山の神」として崇められてきたという。のち、昭和20年代になると、自然林を伐採して人工林の植林が行われるようになったが、大カツラを伐ることをしなかった。それはスキー場が造成されたときも同じ。
 (カツラに対するこの思いが)『末永く次の世代に受け継がれていくようにとの願いを込め「代継ぎの桂」と命名され』たとのことである。(歌志内市公式ウェブページより)
 ところで、私が訪ねる少し前の2019年春に、経営難から、かもい岳国際スキー場は閉鎖されてしまったようだ。
 カツラを取り巻く環境が変わってしまうのかも知れないが、これからも先人の思いを引き継いでいただけるものと信じている。
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