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↑スギ(6.2m) ↓ホオノキ(4.7m)
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名称 吉岡神社のスギ (よしおかじんじゃのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 25m(注1)
目通り幹囲 6.2m(注2)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 群馬県吾妻郡東吾妻町本宿(注3)
〃 3次メッシュコード 5438−65−09
〃 緯度・経度 北緯36度30分17.0秒
東経138度44分45.5秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2020年1月13日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版T」による
注2)高地側地表面から高さ1.3mで幹囲を実測
注3)2006年3月27日、東村と吾妻町が合併して東吾妻町誕生。旧行政区は吾妻郡吾妻町
温川(ぬるかわ)右岸、国道406号沿いに展開する宿(しゅく)集落から少し山中に入ったところに吉岡神社が鎮座する。坂上小学校を基点にすれば、南西に900mほどの位置。道は細いが、車で神社まで行ける。
拝殿の柱に掲げられた説明によれば、祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)・少彦名命(すくなひこなのみこと)・伊邪那美命(いざなみのみこと)ほか多数。
神社の歴史については口伝の部分が多いようだが、拾い読みしてみると、勧請されたのは和銅元年(708)。永承7年(1052)源頼義が陸奥征伐の途次に参拝。建久4年(1193)には浅間で巻き狩りが行われた際に源頼朝が参拝。そのとき「美しき岡なり」と言ったことから吉岡山と呼ばれるようになったという。なお、その際かどうか、頼朝の守り本尊である薬師像を奉納したことから、往古は住吉薬師と呼ばれていたとも記されていた。
住吉薬師の旧名から想像されるように、かつては神仏混淆の聖地だったのだろう。社殿から一段低いところにある小さな池の先に不動明王と思しき石像があったし、今は御幣が置かれているだけの随身門も、かつては仁王門だったのではないだろうか。
拝殿の手前、向かって左側に2幹のスギ(上図)が立つ。明らかに合体木のようで、樹齢は参道並木のスギたちと同じくらいだと思われる。
単幹のスギだけで言えば、随身門手前のスギが大きい。これは実測493cm。
ほかに拝殿の手前、向かって右のホオノキ(下図)が大きく、実測472cm。
境内の木々の中で、このホオノキだけが注連縄をつけていた。 |
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