ページタイトル:春日大明神の大イチョウ ロゴ:人里の巨木たち

画像:春日大明神の大イチョウ(幹と並ぶ) 名称 春日大明神の大イチョウ
    (かすがだいみょうじんのおおいちょう)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イチョウ
樹高 38m(注2)
目通り幹囲 5.4m(注2)
推定樹齢 580年(注3)
所在地の地名 佐賀県嬉野市嬉野町吉田(春日)(注4)
 〃 3次メッシュコード 4930−40−43
 〃 緯度・経度 北緯33度02分27.1秒
           東経130度02分22.0秒
嬉野市指定天然記念物(1990年9月1日指定)
撮影年月日 2015年3月23日

注1)嬉野市教育委員会が設置(設置年月不詳)。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注3)上記案内板による
注4)2006年1月1日、塩田町と嬉野町が合併して嬉野市誕生。旧行政区は藤津郡嬉野町





 旧嬉野町中心部から、佐賀県最高峰経ヶ岳(1076m)に向かって、県道41号から同289号に乗り継ぎ、南下する。この道は篠岳(しのたけ、466m)の南で峠を越え、鹿島市に至るが、峠のすぐ手前、嬉野市側の最後の集落が春日である。集落名は、春日大明神の名をもらったのであろう。
 集落内の道は狭く、駐車することが出来ないので、県道近くに車を置いて歩いた。
 このあたりも茶の栽培が盛んだ。山の斜面を開墾して茶畑が作られている。利用できそうな場所は全部畑になったと言っても過言でないかも知れない。私たちの勤勉な先人が今の日本を築いたと、しみじみ感ずる。
 集落の最南端、最高部に春日大明神が鎮座する。
 イチョウは、強剪定を受けることなく、境内でのびのびと育ってきたようだ。いかにもイチョウらしい形の、大きな樹冠を戴いている。かなり遠くからも、その姿が見える。
 訪ねた時は裸ん坊だったが、葉を黄金色に染める頃には、さぞ美しいことだろうと思われる。
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