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名称 福泉坊の大イチョウ (ふくせんぼうのおおいちょう) 名称の典拠 天然記念物指定名称(注1) 樹種 イチョウ 樹高 10m(注2) 目通り幹囲 5.4m(注3) 推定樹齢 500年(注2) 所在地の地名 広島県安芸高田市吉田町吉田(注4) 〃 3次メッシュコード 5132−75−96 〃 緯度・経度 北緯34度39分47.4秒 東経132度42分27.4秒 安芸高田市指定天然記念物(1968年9月1日指定) 撮影年月日 2017年3月27日 注2)上記案内板による 注3)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による 注4)2004年3月1日、高田郡内6町が合併して安芸高田市誕生。旧行政区は高田郡吉田町 中国地方の雄、毛利氏の居城吉田郡山城があった郡山(こおりやま、標高402m)の南方約1.2km。家々が建て込む市街地に、浄土真宗本願寺派景光山錦江院福泉坊がある。(福泉坊の概要については、本願寺派安芸教区高田西組サイトに寺院紹介ページあり) 境内のイチョウが天然記念物指定を受けている。 天然記念物にしては少々寂しい姿だが、これには理由がある。 案内板によれば、平成7年(1995)1月に、このイチョウは火災に遭ってしまった。以来、生育が悪くなり、幹も傾いて倒壊の恐れが生じてきた。それで、平成15年(2003)4月に頭頂部を5mほど切り詰めたのである。その際に大枝も全て切断されたようだ。(現在見える枝はみな2003年以降に伸びた枝と思われる) 現在、イチョウの周囲を立入禁止にして、樹勢涵養中。 話は変わるが、福泉坊の境内に、ミミズク(フクロウ)の彫刻が置かれていて、参詣者の目を引く。 ミミズク(フクロウ)は人を襲うことなく、田畑を荒らすネズミを獲ってくれる。そのため益鳥とされ、人に愛されることが多い。昼間ののんびりした様子も愛される理由の一つかも知れない。また、語呂合わせで福郎、富久郎、不苦労に通ずる縁起物でもある。 従って、寺院にミミズク(フクロウ)がいても不思議ではないが、福泉坊に置かれていることにはどんな理由があるのだろうか。 |
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