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名称 夜の間杉 (よのますぎ) 名称の典拠 現地の樹名板(注1) 樹種 スギ 樹高 40m(注2) 目通り幹囲 5.6m(注2) 推定樹齢 600年(注3) 所在地の地名 兵庫県宍粟市一宮町森添(注4) 〃 3次メッシュコード 5234−65−20 〃 緯度・経度 北緯35度11分22.3秒 東経134度37分48.6秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2015年4月23日 注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による 注3)鈴の緒のところにあった説明による 注4)2005年4月1日、宍粟郡内4町が合併して宍粟市(しそうし)誕生。旧行政区は宍粟郡一宮町 三方小学校の東北東約600m、公文川(くもんがわ)左岸の山裾に御形神社(みかたじんじゃ)が鎮座している。 「夜の間杉」は、御形神社本殿(国重文)後方に立つ大杉の名前である。 同神社公式ウェブサイトによると、本殿に祀る祭神は葦原志許男神(あしはらのしこおのかみ=大国主命)はじめ5柱。当初は高峰山頂にあったが、宝亀3年(772)、「里人数人が一夜の中に三本の大杉が、山神社の森に鼎立するという霊夢を見、これは山頂の大神の当地へのご遷座の所望であらう との事で」、現在地に社殿を造営したとある。 夢だったはずが、いつの間にか現実とすり替わり、一夜にしてニョキッと生えた「夜の間杉」はこれだということになった。(推定樹齢とは一致しないが) 話の通り、大杉は3本あったようだが、ほかの2本は大正時代(1912〜26)の台風で倒れてしまったらしい。 一夜にして大木になったほどの大杉なれば、その霊力にあやかろうと、新たな信仰も生じたようだ。 大杉の根元に小さな鳥居が造られ、鈴に結んだロープが大杉の下まで延びている。大杉に思いを込める場合は、この鈴を鳴らして祈願することになっている。 左図に、その一部が見える。 |
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