ページタイトル(夜泣き松) サイトのシンボル

画像:夜泣き松

画像:夜泣き松(全景)
名称 夜泣き松 (よなきまつ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 アカマツ
樹高 15m(注2)
目通り幹囲 4.6m(注2)
推定樹齢 伝承650年(注3)
所在地の地名 長野県下伊那郡大鹿村鹿塩河合
 
〃 3次メッシュコード 5338−20−93
 
〃 緯度・経度 北緯35度34分58.5秒
           東経138度02分48.4秒
大鹿村指定天然記念物(1975年11月3日指定)
撮影年月日 2004年7月25日

注1)1986年2月1日に大鹿村教育委員会が設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)同上。ただし、2004年現在、同書の刊行時(1991年)から約10年を経ていることを考慮して、同書に掲載されているデータに10年を加えた





 「夜泣き松」の名から、何かの理由でマツが泣いた伝説を想像していたが、違った。
 その昔、宗良親王(むねながしんのう)の姫が、夜泣きをするので困っていたところ、観音の霊夢により、この松の小枝を枕辺に置いたら、ピタリと夜泣きが止んだ。以来、この木は夜泣きに霊験があるということになったと、そのようなことが案内板に記されていた。
 宗良親王といえば。14世紀後半、南朝のために奔走した人物である。このマツがその頃から生きていたとは信じがたいが、推定樹齢を信じれば、その頃のマツは、まだごく若木だったことになる。
 斜面の上方から河合集落を見下ろすような位置に立っている。ワイヤで支え、つっかい棒をして倒壊を防いでいる状況だが、姿が美しい。それも、集落を貫く道路から見上げたときが一番良いように思われる。強い逆光のため、その姿を紹介できなかったのが残念である。
 
ボタン:長野県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る