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画像:横室の大カヤ

画像:横室の大カヤ(幹と並ぶ)
名称 横室の大カヤ (よこむろのおおかや)
名称の典拠 「日本の天然記念物」(注1)
樹種 カヤ
樹高 24m(注2)
目通り幹囲 8.1m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 群馬県前橋市富士見町横室(注3)
 〃 3次メッシュコード 5439−50−24
 
〃 緯度・経度 北緯36度26分29.2秒
           東経139度03分20.2秒
国指定天然記念物(1933年4月13日指定)
撮影年月日 2003年1月6日

注1)1995年3月に講談社から刊行
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(T)」による
注3)2009年5月5日、前橋市に合併。旧行政区は勢多郡富士見村





 前橋市の北のはずれ、国道17号の田口町信号から県道101号を東に入ると300mほどで旧富士見村となり、さらに500mほど走ると、右手の大正用水の近くに立つ大カヤが見えてくる。
 ここは地元の旧家金沢家の敷地で、周囲は金網で囲われているが、出入りは自由である。(感謝)
 注1の「日本の天然記念物」に大カヤと金沢家の関係が記されている。(以下に概略を引用)
 金沢家の祖先が寛延2年(1749)、邸外に諏訪神社を祀った際、同時にこの木をご神木とした。
 明治40年(1907)、諏訪社は村内の赤城神社に合祀されたが、その際、金沢家は旧境内地を買い求め、この大カヤを守ってきた。
 これだけの大木だから、採れるカヤの実の量も尋常ではない。かつては秋になると4石(約720リットル)もの収穫があり、食糧にしたり、油を絞ったりしたそうである。
 カヤの古木によく見られるように、幹の表面が、いくつもの縦筋を生じたようにうねっている。木々の長老の面目だ。
 直幹の上部は自然に途切れ、ここに葉は見られない。そのため、遠くから見ると、横に広がった樹形をなしている。つまり大きな木陰を作っている。
 訪れたのは冬だから、むしろ日向が恋しい季節だったが、盛夏には、風通しの良い涼しい空間を提供してくれることだろう。
 
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