ページタイトル:荒神椋 当サイトのシンボル

画像:荒神椋(幹と並ぶ)


画像:荒神椋(遠景)
名称 荒神椋 (こうじんむく)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ムクノキ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 7.2m(注2)
推定樹齢 1000年(注3)
所在地の地名 鳥取県鳥取市横枕
 〃 3次メッシュコード 5334−11−35
 〃 緯度・経度 北緯35度27分08.3秒
           東経134度11分21.0秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2010年9月25日

注1)1978年11月に鳥取市指定保存樹林に指定されたことを示す案内板。鳥取市が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注3)上記案内板による





 千代川の支流大井手川左岸、県道227号(猪ノ子国安線)の北、山裾の集落が横枕である。
 大ムクノキは、集落のほぼ中央。近くまで達すると、左下図の樹冠が見えるので、探し当てるのは容易だ。
 環境省巨樹データベースによれば、ムクノキは個人の所有物のようだが、一般に公開して下さっているようだ。
 根元に鳥取市が設置した案内板がある(設置位置をもう少し横に動かして欲しかったが)。それに「荒神椋」の名が紹介されていた。
 しかし、なぜ「荒神」ムクなのかについて、記述がない。きっと、ここに荒神が祀られていたのだろうと思うのだが、現在は、将棋の駒のような形のコンクリート祠に、五輪塔の一部が納められているのみ。(ただし、コンクリート祠には細縄が渡され、紙垂がつけられているので、この五輪塔を荒神としているのかも知れない)
 ムクノキは、なかなか堂々たる体格で、天然記念物とされていないのが不思議に思われた。

※兵庫県伊丹市在住のMさんから、訪ねたがムクノキの姿が見えない。昨年2019年に伐採されたようだとのメールをいただいた。「鳥取市の名木古木」に指定されていた樹木だったので、担当する鳥取市環境局生活環境課にお尋ねしたところ、丁寧なご回答をいただいた。それによると、令和元年(2019)10月12日15時頃、台風19号の強風で太い幹の1本が折れて民家を直撃。二次災害の恐れがあるため、伐採されたとのことであった。後日、名木指定も解除され、現在のリストには載っていない。(Mさん及び鳥取市の担当者氏の情報提供に感謝)(2020/06/30追記)
 
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