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↑ 最大のクスノキ(9.6m) |
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↓ 第二のクスノキ(7.3m) |
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名称 与賀神社の楠 (よかじんじゃのくす)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 クスノキ
樹高 20m/20m/10m(注2)
目通り幹囲 9.6m/7.3m/6.7m(注2)
推定樹齢 伝承1400年(注2)
所在地の地名 佐賀県佐賀市与賀町
〃 3次メッシュコード 4930−62−93
〃 緯度・経度 北緯33度14分55.4秒
東経130度17分41.6秒
佐賀県指定天然記念物(1965年7月23日、上図の個体1株のみが天然記念物に指定された)
撮影年月日 2015年3月20日
注1)標柱には「與賀神社の楠」とあり(「與」は「与」の旧字)、多分それが神社の正式名だと思うが、このページでは、佐賀県公式ウェブサイトが文化財紹介ページで用いている文字に従った
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
与賀神社の境内に、田中誠一(俳号は冠人)という人の句碑があった。「青空を頤(あご)でしゃくって面浮立(めんぶりゅう)/冠人」。
田中氏は明治34年(1901)生まれ。裁判所の判事をした人で、与賀神社の氏子の一人らしい。当地で俳句指導もしていたようで、傘寿の祝いに句会の同人が建立した句碑だという。
面浮立は、鬼面をつけて舞う神事。与賀神社では正月の十日恵比須(えびす)に奉納されるらしい。
舞いの動きの一瞬を切り取った句だろうか。脳裏に浮かぶ青空が目に眩しい。
このように市民に親しまれている神社だが、歴史は古い。
神社でいただいたリーフレットによれば、欽明天皇25年(564)、勅願により建立された神社で、鎌倉時代は与賀庄の総鎮守とされた。建暦2年(1212)には北条義時が社殿を再興。また、少弐、高木、龍造寺、鍋島の歴代領主からも深く尊信されてきたという。
佐賀市中心部にあって、清掃の行き届いた静かな境内が心地よい。
境内に、目通り6m超の大クスが3本ある。
最初に出会うのは、随身門に向かって左手に立つクスノキ。これが境内第三位の大クスである。
社殿の右(向かって左)に立つのが第二の大クス。このクスの根元に、上記の句碑がある。
最大のクスノキは本殿の左(向かって右)。朱塗りの「宝寿森稲荷神社」と社殿を廻る玉垣との間に立っている。
いずれも神木とされているようで、注連縄をつけている。
なお、佐賀県の天然記念物とされてるのは最大の1本のみ。ほかの2本は「與賀神社のクスノキ」の名称で佐賀市指定保存樹とされている。 |
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