ページタイトル:矢崎の大フジ ロゴ:人里の巨木たち

画像:矢崎の大フジ 名称 矢崎の大フジ (やざきのおおふじ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 フジ
樹高 10m(注2)
目通り幹囲 2.3m(注2)
推定樹齢 500年(注2)
所在地の地名 富山県氷見市十二町(矢崎)
 〃 3次メッシュコード 5536−27−18
 〃 緯度・経度 北緯36度50分43.5秒
           東経136度58分27.8秒
氷見市指定天然記念物(1998年2月27日指定)
撮影年月日 2016年9月25日

注1)氷見市教育委員会が設置(設置年月不詳)。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)上記案内板による





 大フジがある矢崎は、万尾川(もおがわ)左岸。
 このあたりで万尾川は川幅を広げ、十二町潟(じゅうにちょうがた)を形成している。この十二町潟は、国の天然記念物オニバス発生地としても知られ、水郷公園として整備されている。
 また、万葉の昔、越中守として赴任した大伴家持(おおとものやかもち)が舟を浮かべ、その美しい景色を歌に残したといわれる「布勢の水海」(ふせのみずうみ)の名残と考える向きもあるようだ。
 その十二町潟のほとりから、山裾を通って、北方の清水集落に向かう道があり、その路傍に大フジの案内が出ていた。
 民家の背後に稲荷社がある(ちょっと分かりにくいかも知れない)。境内に目通り5m近くの大ケヤキが立っていて、大フジは、そのケヤキに巻き付いている。
 案内板には「ヤマフジ」とあったが、蔓が巻く向き、掲載された花の写真は、いずれもフジ(ノダフジ)の特徴を示しているように思われる。
 「ヤマフジ」は種名としてではなく、野生のフジという意味で用いられていたのかも知れない。
ボタン:富山県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る