ページタイトル:八幡宮来宮神社のスギ 当サイトのシンボルマーク

画像:八幡宮来宮神社のスギ

画像:八幡宮来宮神社参道
 八幡宮来宮神社参道
名称 八幡宮来宮神社のスギ
    (はちまんぐうきのみやじんじゃのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 40m(注1)
目通り幹囲 5.7m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 静岡県伊東市八幡野(やわたの)
 〃 3次メッシュコード 5239−20−47
 〃 緯度・経度 北緯34度52分38.7秒
           東経139度05分47.2秒
国指定天然記念物(1934年8月9日、「八幡野八幡宮・来宮神社社叢」の名称で境内林を一括指定)
撮影年月日 2020年2月4日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による





 伊豆急行伊豆高原駅の西方約1.1km。八幡野の奥に八幡宮来宮神社が鎮座する。
 同社の公式ウェブサイトによると、八幡宮の祭神は誉田別命(ほむたわけのみこと)、来宮神社の祭神は伊波久良和気命(いわくらわけのみこと)。もとは別々に祀られていたが、『延暦年間(782〜806)本殿再建の折、合殿して現在の一殿両扉の形になったと伝えられる』とのこと。
 また、伊波久良和気命についての面白い伝承も紹介している。
 『瓶にのって神社付近の金剛津根に漂着したと言われる。この神を海岸近くの洞窟にお祀りしていた。/来宮の神は大変な酒好きで、沖を通る船を止めてはお酒を献上させたため、船人達は困った。そこで、船の見えない岡の方に遷した。そこも少し海が見えたので、再度遷したと伝わる。』
 呑兵衛の末席に名を連ねることもある私には、少々耳の痛い伝承ではある。
 さて、神社だが、参道石段の幅にびっくり。3車線くらいの幅があるのではないだろうか。石段の中央では樹木や石灯籠がセンターラインのように列を成していて、社殿は何故か参道の中央ではなく向かって右側に建っている。式年遷宮をしているわけでもなさそうなのに不思議である。参道の姿だけを見れば、社殿は2棟並んで建っていてもおかしくないように思われる。延暦の頃からはずいぶん時間が経ているのだが、上記の一殿両扉の件と何か関係があるのだろうか。
 大杉は参道の中央延長上、拝殿の手前に立つ。ずいぶん背の高い大杉だ。
 この大杉以外にも、境内には様々な樹種の巨木多数。巨木の森である。
 社叢全体が天然記念物となっているのも肯ける。
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