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画像:八和田神社の大スギ(幹と並ぶ)

画像:八和田神社々叢
 八和田神社々叢
名称 八和田神社の大スギ
    (やわたじんじゃのおおすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 35m(注2)
目通り幹囲 5.7m(注2)
推定樹齢 800年(注3)
所在地の地名 埼玉県比企郡小川町奈良梨
 
〃 3次メッシュコード 5439−02−93
 
〃 緯度・経度 北緯36度04分56秒
           東経139度17分19秒
小川町指定天然記念物(1963年3月12日指定)
撮影年月日 2005年1月8日

注1)1985年12月25日、小川町教育委員会と八和田神社が連名で設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(U)」による
注3)現地の案内板による





 八和田神社は、関越自動車道嵐山パーキングエリアの西、嵐山町との境界近くにある。
 八和田=やわた=八幡の連想から、てっきり誉田別命を主祭神とする八幡神社の系統であろうと先入見を抱いていたが、違った。
 平凡社「埼玉県の地名」によれば、前身は奈良梨村の鎮守諏訪社で、鰐口の銘から、弘治3年(1557)以前に創立された古社であることがわかっているらしい。明治40年(1907)、近隣の11社を合祀して八和田神社と改称したようだ。
 中世、鎌倉街道の要衝であり、諏訪頼水は当地に陣屋を構えていた。近世に至っても、中山道の脇往還として利用されていたという。
 長い参道(今は舗装され、生活道路となっている)から、社叢がよく見える。しかし、遠くから目立つ背の高い樹冠は大杉のものではない。大杉は少し寸が詰まった感じで、葉の繁り具合もあまり良くない。心配するほどではなさそうだが、衰退期に入った事実は否めない。
 人の頭からちょんまげがなくなり、時の流れが速くなった。かく言う私も、遠くから排気ガスをまき散らしながらやってきたわけだが、この後、人の世はどう変わるのか、もう少し眺めていて欲しいものである。
 
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