|
|
|
名称 八劔神社の大イチョウ
(やつるぎじんじゃのおおいちょう)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イチョウ
樹高 22m(注2)
目通り幹囲 9.7m(注2)
推定樹齢 1900余年(注3)
所在地の地名 福岡県遠賀郡水巻町立屋敷3丁目
〃 3次メッシュコード 5030−65−15
〃 緯度・経度 北緯33度50分49.5秒
東経130度41分11.0秒
福岡県指定天然記念物(1978年3月25日指定)
撮影年月日 2012年7月27日
注1)水巻町教育委員会が設置(設置年月不詳だが、かなり新しい)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注3)上記案内板による
国道3号遠賀川橋の南約300m、遠賀川右岸(東岸)堤防直下に八劔神社が鎮座している。祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)と砧姫命(きぬたひめのみこと)の2柱。
境内の由緒書によると、景行天皇(記紀による在位期間は西暦にすると71〜130)の皇子である日本武尊が筑紫の熊襲征伐に来て、この地で砧姫と結ばれた。その後、日本武尊は東征も成功させるが、都に帰る途次、病いを得て死ぬ。その話が当地に伝わり、尊の仮宮跡に「御館大明神」の名で開かれたのが八劔神社の起源と伝えている。
壇ノ浦の戦いで平家方として戦った山鹿秀遠(やまがひでとお)が戦勝祈願で奉納したという木造の狛犬と随神像が現存するらしい。古くから篤い信仰を集めていた神社のようだ。
この大イチョウに関する伝承はさらに古く、なんと、日本武尊が砧姫と結ばれた証しとして植えられたのだという。
上記推定樹齢の根拠もそこにあるようだが、実際の樹齢はもっとずっと若いように思われる。 |
|