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画像:笹子峠の矢立のスギ(幹と並ぶ)

画像:笹子峠の矢立のスギ(全景)
名称 笹子峠の矢立のスギ
   (ささごとうげのやたてのすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 24m(注2)
目通り幹囲 9.1m(注2)
推定樹齢 伝承1000年(注2)
所在地の地名 山梨県大月市笹子町黒野田字笹子
 
〃 3次メッシュコード 5338−36−23
 
〃 緯度・経度 北緯35度36分33秒
           東経138度47分24秒(注3)
山梨県指定天然記念物(1960年11月7日指定)
撮影年月日 2001年12月28日

注1)1975年10月に山梨県教育委員会が設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)緯度・経度データの正確さについてはあまり自信なし





 「矢立杉」と通称される。
 国道20号の新笹子トンネルができる以前の旧道近くにある。道からは少し離れているが、国土地理院の地形図や県別の道路地図等にその所在地がマークされているので、間違うことはない。近づくと、路傍にも案内標識が出ている。
 ただし、訪ねた時は、たまたま道路が決壊していて、全線を通行すること能わず、大月側からのみ行くことができた。
 スギは林内に立っている。大杉までの遊歩道が整備され、周辺には弁当を広げるスペースもある。観光スポットなのだ。(当時、遊歩道もやはり決壊していたが)
 案内板には「矢立」の由来が示されている。
 出陣前の武者が、この大杉に矢を射立て、武運を祈る慣習があったのだという。「武者」「出陣」といえば、今から4〜500年ほど前の話であろうか。その頃すでに巨木だったとは、俄には信じがたい話だが、堂々たる体躯の巨杉に似つかわしい伝承ではある。
 
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