ページタイトル:社田のゴヨウマツ 当サイトのシンボルマーク

画像:社田のゴヨウマツ 名称 社田のゴヨウマツ (やしろだのごようまつ)
名称の典拠 「ふくしまの巨人たち」(注1)
樹種 ゴヨウマツ
樹高 23m(注2)
目通り幹囲 3.7m(注2)
推定樹齢 400年(注2)
所在地の地名 福島県白河市表郷社田字玉岡(注3)
 〃 3次メッシュコード 5540−42−72
 〃 緯度・経度 北緯37度04分10.0秒
           東経140度17分03.0秒
白河市指定天然記念物(1980年3月14日指定)
撮影年月日 2020年8月27日

注1)福島県公式ウェブサイト・コンテンツの一つ。天然記念物指定名称は単に「五葉松」
注2)上記「ふくしまの巨人たち」による
注3)2005年11月7日、白河市に合併。旧行政区は西白河郡表郷村





 社川(やしろがわ)左岸、国道289号から西に150mほど入った玉岡集落内。山裾に不動堂があり、境内に左図のゴヨウマツが立つ。(地理院地図では神社マークになっているが、神社ではなく仏堂である)
 上記「ふくしまの巨人たち」の説明によると、かつてここには天台宗稲荷山教王院という寺があったらしい(教王院は明治2年(1969)に廃寺)。
 説明の一部を引用すると、その昔、『良弁僧正が奥羽地方巡業の帰路、蔵王から五葉松の苗2本を持ち帰り、植えたと伝えられ、境内には2本のゴヨウマツがあったといわれる』とのこと。(今は1本のみ)
 良弁(ろうべん)僧正は奈良時代の人である。東北行脚の事実はないと思うが、同様な伝説は各地によくある。別に目くじらを立てることもあるまい。
 それにしても、眼前のゴヨウマツの樹齢が千年を超えると素直に信じてくれる人は少なそうだ、ということだろうか、このゴヨウマツは何回か植え継がれた子孫だということになっている。
 途中から5幹に分かれているが、根元は1本。ゴヨウマツとしてはなかなかの体格で、樹勢も良さそうだ。
 伝説抜きにしても、十分に素晴らしいゴヨウマツである。
ボタン:福島県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る