ページタイトル:八代の大欅 当サイトのシンボル

画像:八代の大欅_1

画像:八代の大欅_2
名称 八代の大欅 (やしろのおおけやき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ケヤキ
樹高 23m(注2)
目通り幹囲 9.8m(注2)
推定樹齢 伝承1200年(注2)
所在地の地名 兵庫県朝来市八代字宮山(注3)
 〃 3次メッシュコード 5234−66−73
 〃 緯度・経度 北緯35度13分54.9秒
           東経134度47分07.2秒
国指定天然記念物(1928年3月24日指定)
撮影年月日 2010年8月3日

注1)朝来町教育委員会が設置(設置年月不詳)。ただし国の天然記念物指定名称は「八代の大ケヤキ」と欅がカタカナ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による
注3)2005年4月1日、朝来郡内の4町が合併して朝来市誕生。旧行政区は朝来郡朝来町





 JR播但線新井(にい)駅の南西1km強。県道70号(養父朝来線)の西に、足鹿神社(あしかじんじゃ)がある。
 境内に掲げられた略記によれば、祭神は道中貴命(みちなかむちのみこと)。平安時代初期に、天皇の命によりこの地に派遣された人物だという。今日まで同じ祭神が単独で祀られているようだ。延喜式神名帳にも載っているそうだから、よほど人々に慕われた行政官だったのだろう。八代(やしろ)の地名も、社(やしろ)に通じているのかも知れない。
 その境内、拝殿に向かって左手前に立つケヤキが国から天然記念物指定を受けている。伝承樹齢は、神社創立とともに植えられたと考えられたものだろう。
 昭和初期以来の境内拡張工事の影響があったのか、昭和に入って、樹勢がとみに衰退したようだ。昭和63年度に大規模な保護工事が行われたようだが、そのときに殆どの大枝が切除されたのだろうか。
 現在は、支柱の助けを借りて、1本の支幹のみが生命をつないでいる状態だ。
 旧観を望むのは無理だが、幸い、残った枝には、たくさんの葉がついている。保護措置は、一定の効果があったように思われる。
 
ボタン:兵庫県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る