ページタイトル(八坂神社の二本スギ) サイトのシンボル

画像:八坂神社の二本スギ(幹と並ぶ)

画像:八坂神社参道
 八坂神社参道
名称 八坂神社の二本スギ
   (やさかじんじゃのにほんすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 32m/37m(注2)
目通り幹囲 6.9m/6.2m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 福島県いわき市遠野町入遠野字天王
 
〃 3次メッシュコード 5540−45−66
 
〃 緯度・経度 北緯37度03分15.4秒
           東経140度42分19.6秒(注3)
福島県指定天然記念物(1961年3月22日指定)
撮影年月日 2004年2月8日

注1)福島県教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による。いずれも前者が、上写真左のスギのデータ
注3)これは上図左のスギの位置





 いわき市は、清水市と合併して新しい静岡市が誕生するまでは、日本一の面積を誇る市であった。市域1230平方kmの広さは、東京23区の約2倍。
 二本スギのある八坂神社は、鮫川の支流入遠野川のそのまた支流天王川の左岸山裾。ここまで来ると、いわき市の広さがよくわかる。
 境内の美しいスギ樹林を進むと、社殿に向かって左手に、大杉が2本並んで立っている。
 枝をたくさんつけているが、葉が伴っていない枝も多い。参道の若いスギたちに比べると、衰えは隠せない。
 が、その存在感は圧倒的である。周囲が切り開かれていることもあり、ここだけ別の世界のようだ。2本が競っているようでもあり、協調しているようでもある。寄り添って嬉しそうに見えなくもない。
 普通、このようなケースでは「夫婦杉」と名付けられることが多いものだが、ここではそうでなかった。こころもち細い手前のスギの方が無骨な姿をしているため、その名が躊躇されたのだろうか。
 つい、そんなつまらないことを考えてしまうような、静かな良い環境だった。
 
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