ページタイトル:山内天満宮の大樟 当サイトのシンボルマーク

画像:山内天満宮の大樟(幹と並ぶ) 名称 山内天満宮の大樟
    (やまうちてんまんぐうのおおくす)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 クスノキ
樹高 27m(注2)
目通り幹囲 8.5m(注2)
推定樹齢 伝承800年(注2)
所在地の地名 福岡県八女市山内
 〃 3次メッシュコード 4930−64−68
 〃 緯度・経度 北緯33度13分18.6秒
           東経130度36分27.4秒
八女市指定天然記念物(1983年3月28日指定)
撮影年月日 2017年4月3日

注1)2014年8月に八女市教育委員会が設置。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による





 矢部川(やべがわ)の支流星野川(ほしのがわ)右岸、国道442号山内橋(やまうちばし)西詰から国道沿いに広がる町並みが山内である。
 建久2年(1191)、川崎三郎定宗が北側の尾根上に犬尾城を築いた。城は、戦国時代が終わって廃されたが、山内は一時期を犬尾城の城下町として栄えたらしい。(案内板を参考)
 国道の南50mほどのところに山内天満宮が鎮座する。町中(まちなか)のお宮である。
 境内に左図の大クスが立つ。
 まず、根の広がりに目を奪われる。根回りは36mもあるらしい。大枝の太さもなかなかのもの。昔から人の手を加えず、伸び伸びと育ってきた姿のように思われる。
 ただ、胸の高さ(地表面から1.3m)では、まだ根から幹にかかろうとする高さで、その周囲を測れば確かに上記データほどの値となるのだろうが、実感する幹の太さはもっと細い。
 しかし、だからと言って、それは全体の印象を損なうものではない。1本の独立木としては、惚れ惚れするような巨木である。
 境内には天然記念物がもう1本。イチイガシの巨木があったようだが、失われてしまったのが残念。
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