|
桂清水 |
|
名称 山中温泉のカツラ
(やまなかおんせんのかつら)
名称の典拠 なし
樹種 カツラ
樹高 18m(注1)
目通り幹囲 10.0m(注1)
推定樹齢 500年(注2)
所在地の地名 石川県加賀市山中温泉西桂木町(注3)
〃 3次メッシュコード 5436−33−00
〃 緯度・経度 北緯36度15分14.6秒
東経136度22分21.6秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2006年6月3日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注2)現地の案内板(設置者・設置年月とも不詳)による
注3)2005年10月1日、加賀市に合併。旧行政区は江沼郡山中町
加賀温泉郷の奥座敷、山中温泉は行基菩薩が発見したと伝える古くからの温泉で、文明5年(1473)には蓮如も湯治に来ている。
温泉の玄関口とも言える場所に立つのが、このカツラ。そして、根元の岩から湧き出ているのが桂清水(かつらしょうず)。そして傍らには桂地蔵を安置する小さな地蔵堂がある。湯治客や旅人は、往来の度に必ず立ち寄ったという。
ここは出会いと別れの場所でもあった。樹下の案内板には、「桂地蔵さんにわしゃ恥かしや 別れ涙の顔みせた」(山中節)、「旅人を迎えに出れば蛍かな」(泉屋桃妖)などが紹介されていた。
今のカツラは、いつ頃に生を受けたものだろうか。今も根元の大岩からは水が涌いているが、環境庁データほどのサイズはなさそうに思われた。 |
|