ページタイトル:山中福田八幡のウラジロガシ 当サイトのシンボル

画像:山中福田八幡のウラジロガシ 名称 山中福田八幡のウラジロガシ
    (やまなかふくだはちまんのうらじろがし)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ウラジロガシ
樹高 25m(注2)
目通り幹囲 5.3m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 広島郡世羅郡世羅町山中福田(注3)
 〃 3次メッシュコード 5232−07−05
 〃 緯度・経度 北緯34度38分18.1秒
           東経132度57分10.7秒
広島県指定天然記念物(1955年1月31日指定)(注4)
撮影年月日 2017年3月25日

注1)1989年3月に広島県教育委員会と旧世羅西町教育委員会が連名で設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注3)2004年10月1日、(旧)世羅町を含む世羅郡内の3町が合併して(新)世羅町が誕生。旧行政区は、世羅郡世羅西町
注4)その後枯死。天然記念物指定も解除された





 旧世羅西町の山中福田に広島県指定天然記念物の巨木が2本あるということで訪ねた。ツバキと、このウラジロガシの2本である。
 残念ながら、ちょっと遅すぎたようだ。どちらも既に枯死した後だった。(天然記念物の指定も解除されていた)
 そのうち、山中福田八幡神社(これが神社の正式名称)の社叢内に立つウラジロガシを紹介しよう。
 社叢には様々な樹種が入り交じり、まるで自然林のよう。スギは人によって植えられたのだろうが、このウラジロガシは、自然に生えたのだろうと思われる。この樹林を統べる頭領のような風格があったことだろう。
 今も、幹はかなりの高さまで残っているが、常緑樹であるのに葉は1枚もない。幹の形も崩れつつある状況。
 天然記念物であったことを示す立派な石柱と案内板が、ウラジロガシの姿がすっかり崩れ去るまで、最期を見届けようとしているように思われた。
 ツバキの方はもっとしっかり形が残っているのだが、周囲に植えられた若いツバキの花が、老木の死を尻目に眩しすぎる。あまりに悲しい姿なので、紹介するのはやめにした。
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