名称　山川谷のカツラ　（やまかわだにのかつら） 名称の典拠　天然記念物指定名称 樹種　カツラ 樹高　不明 目通り幹囲　７．７ｍ（注1） 推定樹齢　不明 所在地の地名　鳥取県東伯郡琴浦町三本杉（注2） 　〃　３次メッシュコード　５３３３−０４−７９ 　〃　緯度・経度　北緯３５度２３分４２．１秒 　　　　　　　　　　　東経１３３度３６分５８．５秒 琴浦町指定天然記念物（１９９６年１月１日指定） 撮影年月日　２０１６年４月３日 注1）高地側地表面から１．３ｍ上方の幹囲を実測 注2）２００４年９月１日、東伯郡内の２町が合併して琴浦町誕生。旧行政区は東伯郡東伯町 　矢筈ヶ山（やはずがせん、１３５８ｍ）南斜面に降った雨を集めて加勢蛇川（かせ（い）ちがわ）に注ぐ谷川が山川谷である。 　県道４４号（東伯野添線）を加勢蛇川の上流に向かって進んで行くと、上三本杉集落のあたりで、カツラへの案内表示が出ていた。 　カツラは、山川谷を３ｋｍほど入ったところに立つ。 　谷沿いの道は、未舗装ではあるが、はじめは二駆のセダンでも不安になるような道ではなかった。しかし、そのうち、道が少し悪くなってきたので、通行の邪魔にならないような場所に車を駐め、歩き始める。（結果的には、左図の案内表示があるところまで、車で行けたのだが…） 　左図の表示で川原に下り、適当な場所を選んで川を渡る（ゴム長必要）。そして、対岸の川岸を上流側に進んで行くと、カツラの姿が見えてきた。 　先客が一人おられた。やはりカツラに会いに来られたのだ。こんな山中で、同好の士に出会うとは珍しい。 　協力を仰いで幹囲を測定。７７１ｃｍの値を得た。 　その次にカツラとツーショットをと、三脚を広げようとしたら、突然、雨が降ってきた。あいにく傘は車の中。 　過去にレンズをすっかり濡らして、しばらくの間、曇って使い物にならなくなった苦い経験がある。急に増水するわけでもないだろうが、帰りも川を渡らなければならない。 　もう少しゆっくりしているつもりだったのだが、さっさと店じまいして引き上げてしまった。それが心残り。