ページタイトル:平泉寺の桜 当サイトのシンボルマーク

画像:平泉寺の桜 名称 平泉寺の桜 (へいせんじのさくら)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 エドヒガン
樹高 7m(注1)
目通り幹囲 3.5m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 山形県山形市平清水
 〃 3次メッシュコード 5740−22−78
 〃 緯度・経度 北緯38度13分41.4秒
           東経140度21分21.4秒
山形市指定天然記念物(1972年6月29日指定)
撮影年月日 2022年4月18日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による。緯度・経度を含め、データは山門手前の桜のもの





 山形市南東部、千歳山(ちとせやま、471m)の南麓、恥川(はずかしがわ)右岸に、天台宗千歳山清王院平泉寺がある。
 1965年3月に山形市教育委員会が設置した文化財(鉄鉢)の案内板に、「遠く奈良時代に僧行基(ぎょうき)が開創しのち天台宗の高僧円仁(えんにん)(慈覚大師)が再興したと伝える古寺」とあった。ビッグネームが二つ並ぶと、つい「本当だろうか?」と疑ってしまうのが理科系人間の悪い癖だ。
 山門の手前左手と釈迦堂(客殿)手前の参道脇に、それぞれシダレザクラが1本ある。いずれも背丈は低いが、枝振りに趣きがある。もしかして庭師がこのような形に作ったのだろうか? 2本とも花色は淡く、特に山門前の個体では白色に近い。ともに天然記念物である。
 訪ねた時は「散り初(そ)め」状態。花はまだ十分に美しかったのだが、薄雲が晴れず青空を背景に撮影出来なかったのが残念。
 山門手前の桜は下から見上げる姿が良い。客殿前の桜では、縄暖簾のように垂れ下がる枝の隙間を通って参詣することになる。
 境内にウクライナ救援募金箱があった。「天台宗地球救援事務局」を通じてユニセフ・UNHCR・日本赤十字社に寄託するのだそうである。
 私も少しばかり寄付させていただいた。
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