ページタイトル:八王司神社のハルニレ 当サイトのシンボルマーク

画像:八王司神社のハルニレ 名称 八王司神社のハルニレ
    (はちおうじじんじゃのはるにれ)
名称の典拠 なし
樹種 ハルニレ
樹高 17m(注1)
目通り幹囲 4.8m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 山形県山形市中野字的場
 〃 3次メッシュコード 5740−32−64
 〃 緯度・経度 北緯38度18分38.7秒
           東経140度17分54.3秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2024年8月19日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注2)地表面から1.3mの高さで実測





 山形道と東北中央道を繋ぐ山形ジャンクションの西に山形県食肉公社があって、その東側を貴船川(きぶねがわ)が流れている。
 貴船川の左岸堤防上に細い舗装道路がある。多分、河川管理用に作られたのだろう。この細い道沿いには家も畑も無く、近道にもなりそうにないので、あえてこんな細い道を通るとは思えない。普段は車の通行も皆無に近いのでなかろうか。
 そんな道だが、実はこの道が八王司神社への唯一のルートである。(駐車場が無いので、地面の状態を確かめつつ草地に駐めたが、訪問の間、誰も通らなかった)
 八王司神社から、環境省巨樹データベースにハルニレが2本登録されている(2000年登録となっているが、1988年以前の測定値である)。幹囲はそれぞれ480cmと367cm。それからかなりの時間を経て、もう5mを超えているだろうと思って訪ねてみた。
 最初に目に付いたのが左図の個体。実測幹囲は478cm。
 「あれ、変化なし? ところでもう1本は?」と探してみたら、もう1本は枯れてしまったらしく、地上2m弱で伐採されていた。こちらは5m以上ありそうだ。左図は小さい方だったのだ。(恐らく367cmは何かの間違いだったのだろう)
 ところで、ハルニレ自体に罪はないのだが、環境が悪いのでお訪ねの際はご注意を。人があまり通わぬのをいいことに、八王司神社の森はゴイサギの集団営巣地になっているのである。
 地表には多数の白い斑点が見え、羽根もたくさん落ちている。親鳥の姿は見えなかったが、かなりの大きさに成長した雛たちの姿が樹上に見える。糞爆弾の直撃を恐れながらの訪問であった。(幸い、被害は免れた) 
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