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名称 山吹城址のイチョウ (やまぶきじょうしのいちょう) 名称の典拠 なし 樹種 イチョウ 樹高 20m(注1) 目通り幹囲 7m(注1) 推定樹齢 450年以上(注2) 所在地の地名 岩手県一関市大東町大原(注3) 〃 3次メッシュコード 5841−43−21 〃 緯度・経度 北緯39度01分10.5秒 東経141度23分42.8秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2016年5月16日 注2)一関市公式サイト内、「山吹城本丸跡(大東町)」による 注3)2005年9月20日、一関市に合併。旧行政区は東磐井郡大東町 大東町大原中心部の北西に標高203mほどの小さな独立峰があり、その麓に旧町役場(一関市役所大東支所)や、大東病院、大原中学校、大原体育館等の主要施設が並んでいる。 かつてこの山上に、山吹城と呼ばれる城があった。 奥州藤原氏滅亡後の寛喜2年(1230)、奥州探題として関東から派遣された千葉頼胤の子、宗胤が築城したと伝えられ、のち大原千葉氏は葛西氏の臣となるが、天正18年(1590)、豊臣秀吉による奥州仕置で主家の葛西氏は領地を失い、山吹城は落城。翌年、当時14歳だった大原千葉氏の当主千代竹丸も殺害されて、大原千葉氏の系譜が途切れたという。(上記「山吹城本丸跡(大東町)」による) 市役所支所の裏から、大東勤労体育センターの前を通って北に向かうと、城跡に登る道がある。狭い砂利道だが、二の丸跡の駐車場(草地)まで、車も可。(入口に案内図あり) 大イチョウは本丸平面の縁に立っている。巨体を支えるため、必死に斜面にしがみつく姿からは、力強さとともに、生きることへの執念のようなものを感じる。 訪問時現在、環境省巨樹データベース未登録の大イチョウである。 |
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