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向かって右端が標記のサクラ |
名称 薬師堂のシダレザクラ (やくしどうのしだれざくら) 名称の典拠 現地の案内板(注1) 樹種 エドヒガン 樹高 12m(注2) 目通り幹囲 5.5m(注2) 推定樹齢 150年(注2) 所在地の地名 長野県伊那市富県北新区今泉 〃 3次メッシュコード 5338−50−72 〃 緯度・経度 北緯35度48分44.9秒 東経138度01分37.2秒 伊那市指定天然記念物(1972年4月15日指定) 撮影年月日 2006年4月22日 注1)設置者及び設置年月不詳(伊那市の公的機関が設置したと思われる) 注2)八十二文化財団のホームページ「長野県の文化財」による 伊那市から国道361号(権兵衛街道)を東に向かう。この日、高遠城址のコヒガンザクラにはまだ早かったのだけれど、道路は結構混んでいた。三峰川を渡って富県(とみがた)に入った途端、車影が消えた。 今泉薬師堂のサクラも満開には少し早く、三分咲き。でも、これはこれで風情がある。一段高い境内の端に立って、外側に大枝を伸ばしているため、下から見上げた姿もいい。 幹の傍に立ってみると、結構な太さである。地衣類を纏った幹の凹凸が、風格を感じさせる。 しかし、樹勢はかなり衰退してきているようで、以前は、もう少し大枝があったと思われるが、今は3本だけ。若い小枝も少ない。 今泉薬師は眼病に霊験があるとされ、願い叶って快癒した者は、小石に穴を開けて奉納する習慣があったという。 元気な頃のシダレザクラの美しい姿を、ありがたく心に留めたことだろう。 |
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