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名称 薬師の大いちょう (やくしのおおいちょう)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 イチョウ
樹高 35m(注2)
目通り幹囲 7.3m(注2)
推定樹齢 500年(注3)
所在地の地名 福井県勝山市野向町薬師神谷(のむきちょうやくしがみや)
〃 3次メッシュコード 5436−14−01
〃 緯度・経度 北緯36度05分34.0秒
東経136度31分05.2秒
勝山市指定天然記念物(1979年4月4日指定)(注4)
撮影年月日 2006年6月3日(左の写真)
2012年8月25日
注1)勝山市教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)上記標柱による
注4)これも上記標柱による。ただし樹名板(これも勝山市教育委員会が設置)では4月5日となっており、両者は一致していない
「薬師」の名がつくが、寺院ではなく白山神社境内にある。この薬師は地名を指していると思われる。
とは言っても、薬師如来と無関係だという訳でもなさそうだ。「ふくいの巨木」によれば、白山神社別当の円長坊が、神社境内に薬師堂を建立した際、このイチョウを植えたと伝わっているからである(それが樹齢500年の根拠らしい)。境内の新しい白木の御堂の扁額に、「薬師神社」と記されていた。これが薬師堂の後身なのだろう。
広い境内の一部は、ゲートボール場として利用されている。大イチョウはその背後の斜面、ゲートボール場を見下ろすように立っている。
地上6mほどまで単幹で立ち上がっている。幹囲の漸減がなく、上から下までほぼ同じ太さだ。
ひこばえもたくさん出るようだが、時々、整理されているようだ。刈り取られた多数の小枝が、根の周りに散らばっていた。
ギンナンを実らせない雄株である。 |
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