ページタイトル:矢上の大クス 当サイトのシンボル

画像:矢上の大クス_1

画像:矢上の大クス_2
名称 矢上の大クス (やかみのおおくす)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 クスノキ
樹高 12m(注1)
目通り幹囲 12.1m(注1)
推定樹齢 1200年(注2)
所在地の地名 徳島県板野郡藍住町矢上字春日
 〃 3次メッシュコード 5134−13−69
 〃 緯度・経度 北緯34度08分17秒
           東経134度29分22秒
徳島県指定天然記念物(1956年2月7日指定)
撮影年月日 2010年8月1日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注2)徳島県公式WEBサイト中のページ「阿波のごっつい木」による





 吉野川本流と旧吉野川を結ぶ正法寺川のすぐ東に、藍住町矢上の春日神社が鎮座している。
 境内の社殿造営記念碑によれば、安閑天皇2年(532)、この地に春日部の屯倉が置かれた。ずっと時代が下り、鎌倉時代に、奈良春日大社から分霊を勧請して、神社が創建されたという。
 祭神は、武甕槌命(たけみかづちのみこと)、経津主命(ふつぬしのみこと)、天津児屋根命(あまつこやねのみこと)、比売神(ひめがみ)の4柱。春日大社と同じ。

画像:矢上の大クス_4

 天然記念物の大クスは、境内の奥に立っている。というか、太い幹をすべて失った今の姿からは、鎮座すると表現した方が適切かも知れない。
 もともと2本以上の融合木だった可能性があり、そのうち1本は枯死してしまったが、1本は、まだしっかりと生きている。
 ここまでの姿になると、なにか生命の本質の良い摂理のようなものが、この木を生かしているように思われてくる。
 
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