ページタイトル:八穂茂神社のエドヒガン 当サイトのシンボル

画像:八穂茂神社のエドヒガン 名称 八穂茂神社のエドヒガン
    (やほもじんじゃのえどひがん)(注1)
名称の典拠 「名桜・古桜・一本桜
樹種 エドヒガン
樹高 15m/15m(注2)
目通り幹囲 5.7m/5.0m(注3)
推定樹齢 200〜299年(注2)
所在地の地名 岩手県奥州市前沢中村(注4)
 〃 3次メッシュコード 5841−41−51
 〃 緯度・経度 北緯39度02分46.8秒
           東経141度08分47.1秒(注5)
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2024年4月19日

注1)神社名の読み方について。地元の方の発音では「やもじんじゃ」と聞こえたが、振り仮名としては「やもじんじゃ」が正しいのだろうと思い、そのように記した
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)地表面から1.3mの高さで実測
注4)2006年2月20日、2市2町1村が合併して奥州市誕生。旧行政区は胆沢郡前沢町
注5)これは鳥居近くの個体(左図)の位置





 JR東北本線前沢(まえさわ)駅の東方約1.8km、北上川右岸堤防のすぐ下に八穂茂神社が鎮座する。
 岩手県神道青年会によるウェブサイトの説明では、八穂茂神社は風土記にいう荒神社で、創立時期については二説あるらしく、その一つは文治年間(1185〜1190)に照井氏が勧請したという説。もう一つは、秀吉の小田原攻めの際、罪を得て領地を没収された出羽仙北の城主小野寺掃部頼武が、慶長5年(1600)、従者4〜5人とともに当地に来て農民となり、氏神の八面荒神を祀ったのがはじまりという説。いずれにしろ、少なくとも江戸時代初期からずっと守られてきた神社なのだろう。
 境内に2本の大桜が立つ。そのうち1本は鳥居近くに立ち(左図)、こちらの方が幹囲が大きい。もう1本は本殿の横。そちらもなかなかのもの。
 例年ならば蕾だったとしてもおかしくないような時期に訪ねたのだが、もう既に散り果て〜葉桜状態。花を愛でるタイミングはとうに過ぎてしまった。
 春先の異常高温を呪っても仕方がない。見込みが甘すぎたのだ。
 ただし、花を離れて巨木として見ても、なかなかの桜ではある。
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