ページタイトル:矢上八幡神社の大クス ロゴ:人里の巨木たち

画像:矢上八幡神社の大クス 名称 矢上八幡神社の大クス
    (やがみはちまんじんじゃのおおくす)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 クスノキ
樹高 25m(注2)
目通り幹囲 10.5m(注2)
推定樹齢 300年以上(注3)
所在地の地名 長崎県長崎市矢上町
 〃 3次メッシュコード 4929−17−26
 〃 緯度・経度 北緯32度46分27.3秒
           東経129度57分01.5秒
長崎市指定天然記念物(1969年6月15日指定)
撮影年月日 2015年3月26日

注1)1987年12月に長崎市教育委員会が設置。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による





 長崎市中心部は、長崎半島(野母半島)の付け根の西側。半島を挟んでその反対側、八郎川(はちろうがわ)沿いに発展したのが矢上町である。
 地図で眺めると、川沿いの低地には古い町並み、高台には大きな新興住宅地がいくつか見られる。
 矢上八幡神社は高台の裾、矢上小学校のすぐ北。
 参道石段の途中、石段の幅を狭めて、左図の大クスが立っている。
 これだけのサイズになると、さすがに巨大感が違う。
 幹は途中から3支幹に分かれ、かつては大きな樹冠を誇っていたと思われる。しかし、今は3幹とも途中で切られ、コンパクトな姿だ。このような立地環境では、安全優先となることもやむを得ないのだろう。
 なお、天然記念物に指定されたクスノキ2本のうち、もう1本(幹囲5.5m)の方は石段の先、境内平面の端に立っている。これもなかなかの大きさなのだが、やはり大クスに比べれば見劣りすることは否めない。
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